

フランス到着(乗り換え)
機内はすこぶる快適に過ごし、早朝(5時台)にフランスへ到着。 イタリアに住んでいた先輩に広いとは聞いてはいたが、乗り換えのシャルル・ド・ゴール国際空港でのターミナル移動は、 無人運転のシャトルトレイン(空港内巡回モノレール)で行われている。...


渡航日
ついにその日がやって来た。 ウクライナ・キエフに向けて出発である。 成田に出向き、エールフランスのカウンターへ。 期待と不安を秘めて、いざ搭乗。 エールフランスは、機内食が美味しいと先輩に聞いていた。そして、フランスといえば、ワイン!!! なかなか快適な旅になりそう!?
航空会社
航空会社は、エールフランスにした。 幾つもの航空会社が飛んでいるが、未開の地、東欧(ウクライナ)であった為、何となく安全そうかなぁというイメージだけで選んだ。(後に、かなり遠回りで行ったと知る事になるのは、また別の話である。)...
詳細
ウクライナでのマスタークラスへ参加出来る事になったが、そう言えば、詳細について聞いていなかった。(先生はどんな人なのか。名前や声種は何なのか。などなど) 直ぐに知人ロシア人に電話した。 すると、名前は、Mark Goulegin。声種は、バスバリトン。...
運命の連絡
そして、私の現在を左右する連絡が届いた。マスタークラスへの参加が快く認められたのである。 好奇心と共に恐怖感もあった。モチベーションが上がっているとは言え、ミステリアスな国に間違いはない。 まず、宿泊先はどうするのか。どこの航空会社が行き来しているのか。物価はどうなのか。...
ウクライナ・キエフ
帰宅して、ウクライナ・キエフについて調べた。当時は、ロシアでさえも、抵抗のある国であるのに、更に未知の国である。 取り敢えず、本屋で観光本を購入してみたけれど、ウクライナ単体の物は見付からなかった。一冊の中に、ロシアと共に載っている程度。分厚い本なのに、ウクライナは六分の一...
もちろん
知人のロシア人から言われた、「興味がありますか。行きたいですか。」の問いに、躊躇なく「はい。行きたいです。」と即答した。 そうすると、彼は、「知人がウクライナでマスタークラスを行っている。どうですか。」との事であった。 ん??? ウクライナ? ロシアではなくて? と多少の疑...
何気なく
レパートリーが増えていく中、東欧への興味をもつようになった。 どんなものを食べているのか、物価や治安など。 例えば、日本でも良く知られたボルシチ。実は、ウクライナが発祥であることなど。。。 そんな中、現地について、知人のロシア人に何気なく質問してみた。...
レパートリー
ロシア音楽に、どんどん引き寄せられ、気付けば楽譜が増えていた。 キリル文字にも慣れ、オペラだけではなく、歌曲にも興味が湧いたから。 グリンカ、リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキー、ラフマニノフ。 良く知られた作曲家ではあるが、殆どが聞いた事のない曲。...
格闘の日々
音源も含め、ロシア音楽についての資料は、そのうち届きそうである。届くまでに、なるべく、譜読みをしておく事にした。まずは、キリル文字の歌詞の解読から。 慣れ親しんだ英語なら、数秒で分かりそうな文章も、ロシア語だと数十分掛かる事もあり、途方に暮れていた。何故ならば、格変化で単語...